Voices of Financial Business Developers 02
金融サービスが
当たり前の世の中をつくる。
お二人は現在何の業務を担当されているのでしょうか?
鈴木: 2022年7月からPayPayの金融事業推進本部に異動し、PayPayあと払いのビジネス推進を担うチームにいます。申込み導線のユーザー分析・改善活動、事業KPIの可視化(事業レポートの改修や予算管理)、各種施策の推進を担当しています。
坂本:
私はPayPayカード株式会社に在籍しながらPayPay社を兼務する形で、マーケティングチームに所属しています。
PayPayあと払いにまつわるキャンペーンの企画やランディングページ・バナーの構成、お客さまへの配信業務などに携わっています。



お二人はなぜ今の会社に?
鈴木: 元々ソフトバンクに在籍している時に部署異動の公募制度を利用して、PayPayに出向したのがきっかけです。(2020年4月にPayPayへ転籍)。以前、観光の新規事業を推進する仕事をしていたのですが、ある時PayPayの人と打ち合わせをする機会がありました。そこで、観光事業の推進で課題に感じていた「日本の現金文化を打破して、当たり前にキャッシュレスで支払う世の中にしていきたい」という想いが強くなり、また、すごく楽しそうに働いているPayPayの社員を見て「この人達と一緒に働きたい!」と思い、PayPayに入りました。
坂本:
私は2019年10月にワイジェイカード株式会社(現PayPayカード株式会社)に入社しました。前職は通販の会社で働いていたのですが、当時の同期がワイジェイカードに転職したことをきっかけに、物流や通販の中心にある「お金」を扱う仕事に興味が湧き、後を追うような形で私も入社しました。自由にいろんな新しいことにチャレンジすることが好きなので、そうした社風に惹かれたことも大きいです。
PayPayへの兼務は、「PayPayあと払い」がリリースしたことがきっかけです。今後PayPayとの取り組みが増えていくことを感じ、より視野を広げてサービスにかかわりたいと思い、希望しました。



実際に入社されていかがですか?
鈴木: PayPayではコミットするという強い意志を持っている方がとても多いです。目標に向かって必ず達成するという気持ちを持ちつつ、自ら考え抜いて、アウトプットする。今はそんなPayPayのカルチャーを楽しんでいます。突発的に起こることに対する、ワクワクや緊張感が毎日の刺激になっています。
坂本:
PayPayカードでは、良い意味でのギャップがありましたね。「金融」って固いイメージがあったのですが、自由な発想もできて、様々なことにチャレンジできています。自分が純粋に考えている意見を受け入れてもらえる雰囲気があるので、メンバーとの意見交換がスムーズです。
様々な国の方が働いているPayPayは、ストレートなわかりやすい言葉でコミュニケーションを取る方が多い。そのようなPayPayのカルチャーは、何を伝えたいのかがすぐにわかるのでスピーディーに働けますし、私にとってはすごく新鮮です。
PayPayで働く上で何を大切にしていますか?
鈴木:
PayPayではWFAという働きやすい制度があるのですが、メンバーが離れて働いている分、コミュニケーションを大切にしています。
1つのプロジェクトを達成していくには、やはりメンバーの力を借りることが必要不可欠。その際には目的や背景、定量効果などをきちんと相手に伝えることが大事になってきます。ある物事を行うことで、PayPayにとってどのような良い効果があるのか、全員が理解して納得できるように常に意識していますね。
加えて、不安や疑問に思ったことをできるだけ早く解消する。ボタンのかけ違いのように、お互いの思い描いていたアウトプットが異なると大変なので、相互意識の統一を図っています。
坂本:
まずは、コミュニケーション。対面で業務を行うことがあまりないので、基本的な挨拶や感謝を伝えることを大事にしています。
また、PayPayはダイバーシティな環境なので、海外籍の方とのコミュニケーション用の資料を英訳する時には自分が使いたい言葉ではなく、相手に伝わりやすい表現を心掛けています。それは同じ国籍の方とのコミュニケーションでも、伝えたい情報は何か、をより明確することを意識しているところからきています。
加えて、業務の優先順位を考える時はいつも「ユーザーファースト」。
私たちがこのような良い環境で、良い仲間と働くことができているのは、ユーザーがいて、サービスをご利用いただいているからこそだと感じます。それを意識することで、自然とユーザーにとって良いサービスとは?と考えるようになっています。


PayPayの金融サービス、どんなミライにしたいですか?
坂本:
日本では「現金」に対する信用が高い文化がまだ強くあると思います。なんとなく目に見えない、手で触れて重さを感じられない部分が、怖いという感覚に繋がるのかもしれません。それがデジタルの特徴なのですが。
それもあってPayPayの利便性を体験する前に登録等がめんどくさいな、なんだかよくわからないなというユーザー視点が大事になってくると思います。その情報をキャッチすることでサービス改善に繋げ、普段から使っていなかったけど、こんなこともできるんだというユーザー体験を増やしていきたいなと考えています。既存の世の中にある金融サービス、カード(クレジット)や銀行等だけにとらわれず、PayPayだけで様々なお金にまつわるサービスを体験して頂き、より身近で安心・安全で便利な金融サービスが当たり前の世の中にしていきたいです。
鈴木:
PayPayのユーザーが5,100万人を越えましたが、その中であと払いをご利用いただいている方は、まだまだ少ないです。PayPayのコード決済が世の中で当たり前の存在になっていったように、たくさんのポテンシャルを秘めている「PayPayあと払い」もそのような形にしたいと考え、日々奮闘中です。
PayPayが日本の社会にもたらした大きな価値は、現金が当たりまえの世の中の意識を変革できたことだと思います。一方で、金融サービスに対するハードルはまだまだ高い現状があります。そういった観点からも「PayPayあと払い」を起点として、もっと多くのユーザーの方に使用していただけるようにしてPayPayの価値を更に高めていきたいと思っています。