PayPay株式会社(代表取締役 社長執行役員CEO:中山 一郎、以下PayPay)、ソフトバンク株式会社(代表取締役 社長執行役員 兼 CEO:宮川 潤一、以下ソフトバンク)およびみずほ証券株式会社(取締役社長:浜本 吉郎、以下みずほ証券)は、PayPay証券株式会社(代表取締役社長:番所 健児、以下PayPay証券)のさらなる企業価値向上を目的とし、既存株主のソフトバンクとみずほ証券に加えて、新たにPayPayを株主に迎えることに合意し、本日付で合弁契約を締結するとともに、PayPay証券が実施する第三者割当増資をそれぞれ引き受けることとなりましたので、お知らせします。
ソフトバンクとみずほ証券がこれまで培ってきた事業経験に加えて、PayPayが新たに株主として経営に参画することで、PayPayの各種サービスとの連携を加速させ、PayPay証券が提供するサービスのさらなる利便性や顧客満足度の向上をめざします。
本件の背景および目的
PayPay証券は「資産運用を、より身近に。」をミッションに、2016年6月にサービスを開始した日本初のスマホ証券会社です。日米株や投資信託、ETFなどを購入できるサービスに加え、2020年4月からPayPayポイントで疑似運用体験ができる「ポイント運用(※)」などを展開し、投資未経験者や初心者にも利用しやすい資産形成の場を提供しています。また、2022年8月からはPayPayアプリで有価証券の売買ができる「PayPay資産運用」の提供を開始しています。
※ PayPay証券株式会社の完全子会社であるPPSCインベストメントサービス株式会社が提供しています。
ソフトバンクとみずほ証券は、それぞれ2016年と2017年からPayPay証券に出資してきましたが、2020年6月19日にソフトバンクおよび株式会社みずほフィナンシャルグループ(執行役社長:木原 正裕)が発表した包括的業務提携契約に基づく次世代非対面金融事業の構築の一環として、2020年10月にPayPay証券を合弁会社化し、運営を行ってきました。
金融サービス業の足元の状況としては、現行のNISA制度を抜本的に拡充した「新しいNISA」制度のスタートや賃金をデジタルマネーで受け取る「賃金のデジタル払い(給与デジタル払い)」のスタートが予定されています。これら政府の施策の後押しを受け、資産形成サービスや各種キャッシュレス決済サービスに対する消費者の関心や期待は、さらに高まるものとみられます。
PayPayは従来もPayPay証券と連携してきましたが、上記の背景の下、PayPay証券のサービスをさらに便利で使いやすくするため、新たな株主として経営に参画することを決定しました。PayPayの各種サービスとの連携をさらに強め、PayPay証券をユーザーにとってさらに使いやすく資産形成できるサービスをめざします。
<今後の施策案(予定)>
「PayPay資産運用」を通じた、PayPayアプリ上でのPayPay証券が取り扱う金融商品の訴求
PayPay残高をはじめとする多様な入金手段による資産運用分野への資金流入の増加や、「新しいNISA」制度等への対応を視野に入れた取り組み
PayPayのマーケティングのノウハウを生かした新規・既存ユーザーを問わない認知度向上
今後も、PayPay証券、PayPay、ソフトバンクおよびみずほ証券で連携し、新たな機能やサービスの提供を幅広く検討していきます。
第三者割当増資前後の株主および持株比率
株主 | 第三者割当増資前 | 第三者割当増資後 |
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PayPay株式会社 | ― | 35.0% |
ソフトバンク株式会社 | 50.1% | 30.6% |
みずほ証券株式会社 | 49.0% | 34.0% |
Zホールディングス株式会社 | 0.9% | 0.4% |
※ 第三者割当増資後も、PayPay証券はソフトバンクの連結子会社です。
日程
契約締結日 | 2023年3月31日 |
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各株主による払込日 | 2023年4月10日 |